新聞配達集金業務

新聞配達のお仕事② 集金業務

新聞配達のお仕事② 集金業務

新聞社の収入源にもなる大切なお仕事

今回は新聞販売店の集金業務についてご説明します。
集金業務とは、新聞購読者の各家庭を回り、新聞購読料を徴収する業務です。この代金が新聞販売店だけでなく、新聞を発行している新聞社の収入源になるので大切なお仕事です。新聞販売店はその労力を考え、クレジットカード決済や口座振替を推奨していますが、未だに手集金の家庭が多くなっています。新聞購読者も高齢化していますから、アナログ的要素が強くなるのは仕方ないかと思います。

 

各家庭の生活サイクルや性格を考えて調整

時期的には毎月下旬から月末にかけて各家庭を回ることになります。セレブな高級住宅街なら別ですが、一般の住宅街では共働きの世帯が多いので、夕方から夜間にかけて回るほうが効率は良いようです。それでも不在の場合も多く、1件のお宅に何回も訪問するケースも出てきます。あまり遅くに訪問すると嫌がられたり、クレームの対象になりますから、匙加減が難しいところです。そこは各家庭の生活サイクルや性格を考えて調整していくしかありません。とはいえ、毎月集金に行くので顔も覚えてもらえ、仲良くなれるケースも多々あります。概ね自分が配達しているお宅に集金に行くので、毎日ご苦労様とねぎらいの言葉をかけてもらえることもあるでしょう。毎日の努力が報われる瞬間です。疲れも吹き飛びますね。

 

また集金業務は購読料を頂くだけではありません。各種キャンペーンなどの販促品を渡したり、継続購読を促し更新契約書にサインをしてもらう時もあります。概ね継続はしてくれますが、他紙販売店も拡販営業をしていますから油断していると他紙に切り替えられてしまいます。ですから毎月の集金業務は代金を頂くだけではなく、購読者からの好感度を上げることが重要になります。不愛想に対応していると切り替えられるケースが増えますから要注意です。

 

「礼儀正しく笑顔で」はお仕事の原点

以上のように、集金業務は配達業務とはまた違った苦労が出てきます。月に1度の業務ですが、手集金の担当世帯を全て回るので負担は少なくありません。そういった苦労に報いるために、新聞販売店から集金手当を支給してもらえるケースが多くなっています。新聞販売店によっては結構な額を支給するようなので、やりがいがある業務とも言えます。各世帯の状況を把握して効率良く購読料を回収していけば、感謝もされ手当ももらえると、割の良い業務になります。礼儀正しく笑顔を絶やさないようにするのが一番重要です。新聞販売店に限らず、いずれの業種でもこれがお仕事の原点かと思います。