新聞購読料キャッシュレス

新聞購読料キャッシュレス化

新聞購読料キャッシュレス化

新聞購読料の支払いについて

新聞購読料の支払いはクレジットカード決済・口座振替が増えてきています。大手新聞社では全ての会社が、カード決済・口座振替に対応しています。インターネットで申し込むか、配達員に直接その旨を伝え申込書類に記入することにより、支払方法を変更できます。集金する側、集金される側の手間暇を考えれば当然の流れではあるのですが、これにも一長一短あるのが現状です。今回はそこら辺の問題についてレポートします。

 
 

新聞販売店のメリット・デメリット

まずは新聞販売店の立場から、メリット・デメリットをお話させて頂きます。
クレジットカード決済と口座振替共通のメリットは、訪問集金する手間が無くなります。訪問しても不在だったりするケースが頻繁にありますから、無駄な時間が無くなるのが最大のメリットかと思われます。お客様が忙しい時、機嫌が悪い時などに訪問するとお互い嫌な思いをしますから、それが無くなるのは非常に助かりますよね。専門用語にも出てくる「不良読者・・・金払いの悪い、集金が困難な購読者」の方もいらっしゃいますから、新聞販売店としては何とかカード決済か口座振替に出来れば、業務の効率化、購読代金回収率の改善が図れることになります。 デメリットとしては、お客様に顔を合わせる機会が減ってしまうので、他社の営業に割り込む隙を与えてしまうことかと思います。お客様の転居を事前に把握することも難しくなってしまうでしょう。カード決済・口座振替は諸刃の剣でもあるのです。

 
 

お客様のメリット・デメリット

お客様の立場からのメリットは、訪問される鬱陶しさが無くなります。主に対応すると思われる主婦の方は、夕飯の準備中だったり、テレビに熱中してる時に訪問されると迷惑なものですよね。そんな時はついつい態度も悪くなってしまうことでしょう。またクレジットカード払いにすれば、カード会社のポイントがつくのが最大のメリットです。現金払いだと何年購読していても何もポイントがつきません。独自のサービスをしている新聞販売店もあるかもしれませんが、あっても稀かと思われます。カード会社のポイントは馬鹿になりません。一例として航空会社系のカードだとマイルが貯まっていきますから、他の支払いも合わせて何年か貯めれば、ちょっとした旅行が出来たりします。特に個人事業主の方だと、事業の経費も全てカード払いにしていけば、ポイントもあっという間に貯まります。自分の知り合いの個人事業主は、これで毎年旅行に行っているようです。羨ましい限りです。。
デメリットとしては、新聞販売店のスタッフに会う機会が減るので、景品などをもらったり(たかったり)出来るチャンスも減ってしまうことです。解約の手続きも少し手間がかかります。解約が面倒で、新聞を変えたくても躊躇するケースもあることでしょう。実は自分もそうだったりします(笑)

 
 

あとこれは確定したことではありませんが、安倍首相は先月、2019年10月予定の消費税アップに対する経済対策として、クレジットカードなどで決済した際に5%のポイント還元を検討したいと表明されました。新聞購読代は軽減税率の対象なので直接は影響ありませんが、時代はキャッシュレスに向かっているのは間違いありません。本当に消費税がカード決済でポイント還元されることになったら、一気にクレジットカード契約は増え、利用率は半端なく上がることが予想されます。2018流行語大賞で「大迫半端ないって」がトップテン内に入りましたが、「カード決済半端ないって」時代がやってきます。新聞販売店においてはキャッシュレス決済はメリット・デメリットがありますが、時代の流れは間違いなくそちらの方向に向かっているのです。新聞販売業界ではデメリットが減るように考えていくことが必須かと思われます。お客様と直接会う機会を作り、何らかのサービスを与えていくのが賢明です。新聞販売店とお客様がウィンウィンの関係を作っていけることを願っています。