新聞配達のお仕事は頑張っただけもらえるシステム

新聞配達の仕事は、正社員だと配達だけでなく集金や営業などの業務も発生するため、基本給に加えて歩合給が加算され、頑張りによってはたくさん稼ぐことも可能です。これから新聞配達を始めてみたいと考える方は、どのくらい給料がもらえるかは気になるところですね。
 
そこで、新聞配達の仕事をした場合の正社員の給与システムや年収、またアルバイトで朝刊のみや夕刊のみ配達したときの給料について、時給制・日給制・月給制・完全歩合制それぞれの相場金額について説明します。給料が手渡しされるかどうかなども気になる方はチェックしてくださいね。
 

新聞配達の正社員の給与システム

新聞販売店における正社員の給与システムは「基本給＋歩合給」という形が一般的です。基本給は主に朝刊と夕刊の配達業務や集金などの顧客管理業務に対する報酬で、それに加えて新聞購読勧誘に対する成果報酬が歩合給としてつくことになります。
 
正社員の平均的な基本給は20万円～25万円くらいが相場かと思われます。これは地域や取り扱う新聞によって変動があります。この基本給にプラスして、新規購読営業の歩合給がつきますので、個人差はありますが決して安月給というわけではありません。新規契約に対する歩合は、販売店から出るものと別に新聞社からセールス料がもらえるケースもあります。
 
一概にいくらとは言えませんが、新聞社も購読者を増やすために必死ですから、手厚い報酬がもらえるようです。頑張れば頑張っただけ稼げるのです。そこが他業種とは違うところです。
 
もちろん全く成果が上がらなければ基本給のみとなってしまいますが、地道に営業をしていけばそれなりに契約は取れるものです。他業種の訪問販売と比べれば、新聞購読営業はそれほど困難ではありません。
 
高価なものを販売するわけでは無いので、拡材（販促景品）をうまく使いながら各家庭を回っていけば、ぼちぼち成果は上がっていきます。若い人でも頑張れば高収入も夢ではありません。特に春先の引っ越しシーズンは狙い目です。春先で成果を上げて高額報酬を稼ぐ方が多いと聞きます。
 

新聞配達の正社員の年収

厚生労働省が公開しているデータによると、新聞配達の正社員の年収は、全国平均で384.4万円。都道府県によって差はありますが、平均的な月給20万円～25万円に歩合給を加算した月給から考えれば、400万円前後が年収として一般的な金額といえるでしょう。
 
・出典：職業情報提供サイト（日本版O-NET）／厚生労働省

新聞配達のアルバイトの給与システム

新聞配達のアルバイトは、朝刊と夕刊の配達が主な業務になります。給与システムは店によって異なり、時給制、日給制、月給制、完全歩合制などがあります。
 

時給制

時給制は、基本の時給を仕事をした時間分支払われるもので、新聞配達のアルバイトは時給制のところが多いです。
 
地域によっても差がありますが、時給の目安は1,000円〜1,500円程度。各地域の最低時給+30〜100円程度が相場として考えられます。また、基本時給に早朝手当や皆勤手当などが加算される場合もあります。
 

日給制

日給制は、配達する件数などからどのくらい時間がかかるかあらかじめ想定した金額が設定されており、給料は働いた日数分支給されます。
 
日給制であっても時給が基本になるため、日給の金額は配達部数や地域によっても異なりますが、朝刊だけなら
5,000～6,000円程度、朝夕刊両方なら6,000円～7,000円前後が相場になるでしょう。
 

月給制

月給制は正社員の募集でよく用いられる給与システムですが、配達のみのアルバイトでも働く日数が決まっていれば、月ごとの固定給で募集している場合もあります。
 
アルバイトの月給は配達のみなので、正社員の月給より少なくなりますが、朝夕刊両方配達した場合、15〜17万円くらいが相場になるでしょう。その場合、休みは週1回など働く日数が決まっていますが、寮や家賃補助、バイク貸し出しなどの福利厚生が利用できる場合もあります。
 

完全歩合制

完全歩合制は成果報酬型の給与システムで、配達する新聞の部数や件数などに応じて給料が決まります。単価は販売店によって異なりますが、配達する新聞1部あたり10円とすると、300部配達すれば3,000円の報酬になります。
 
一般的なアルバイトの募集ではあまり導入されていませんが、配達スピードが速い方やたくさん稼ぎたい方には向いているシステムです。
 

新聞配達で朝刊のみの給料はどのぐらい？

新聞配達の給料は、基本的には配達する部数やどのくらい時間がかかるかによって決まります。部数が少なくても距離が遠いと時間がかかるので、地方と都会では大きな差が出ることもあります。
 
相場としては、朝刊のみなら1回あたり3,000～4,000円程度、月収としては週休で25日働いて10万円前後になるでしょう。
 

新聞配達で夕刊のみの給料はどのぐらい？

夕刊の配達は、同じエリアでも朝刊より部数が少なく新聞自体も薄くなるので、朝刊と比べて配達する時間が減るため給料も低くなります。求人も、朝刊のみか朝夕刊両方の配達で募集しているところが多く、夕刊のみでの募集はそれほど多くありません。
 
基本的に日曜祝日は夕刊が発行されないので、平日のみ夕刊を配達した場合、月収では4〜5万円くらいが相場になるでしょう。
 

新聞配達の給料の受け取り方は手渡し？

新聞配達の給料の受け取り方は、銀行振込のところも多いですが、昔ながらの手渡しのところもあります。日払いや週払いでの支払いが可能なところも多く、場合によっては前借りできるところもありますので、希望があるなら相談してみるといいでしょう。
 

頑張れば大幅な給料アップも！新聞配達は安定して稼げる職業

新聞配達は朝刊を配るために早朝から始まり、雨の日も風の日も配達しなければならないため、過酷な仕事というイメージをお持ちの方もいるでしょう。それでも、配達に慣れれば難しいことはなく、安定していて長く働ける職業ですし、寮や家賃補助などほかの業種と比べて手厚い福利厚生があるのも魅力。
 
また、顧客獲得などの営業活動を頑張れば、歩合給で給料もアップしますので、たくさん稼ぎたい人にも向いている仕事です。
 
アルバイトの場合は、一人で黙々と配達するだけでもいいので、接客や営業などの業務が苦手な人も気苦労なく働けます。また、朝刊のみや夕刊のみなど短時間の募集もあるので、学業やほかのアルバイトと両立させやすいでしょう。
 
給料は配達する部数や地域によっても異なりますが、頑張れば頑張った分だけ稼げる安定した仕事ですので、今のお仕事の年収や待遇に不満があり将来の不安を感じている方は、ぜひ新聞配達も検討してみてください。新聞配達ワークは貴方の人生設計のお手伝いをさせて頂きます。