読売新聞インタビュー

読売センター瑞江・高堀所長インタビュー

読売センター瑞江・高堀所長インタビュー

下町情緒溢れる街の新聞配達屋さん

今回は江戸川区にある読売センター瑞江の高堀所長にインタビューをしてきました。新聞奨学生出身で、新聞配達一筋の人生を歩んでいる高堀所長の貴重な体験談などを聞いてきましたので、是非ご覧になってください。

 
 

 
 

新聞奨学生時代から社員へ

―― 高堀所長は新聞奨学生をされていたとのことですが、学業との両立は大変ではありませんでしたか?

 

正直両立は楽ではありませんでした。ただ仕事が好きだったのか、お客様から集金をして会話をしたりする中で、励まされたり元気を頂いていたという感じでした。奨学生時代は原宿店だったのですが色んな方に出会えました。独身の人だったり、1戸建ての裕福な方だったり、芸能人の方もいたりして、とても面白かったし貴重な経験になったと今でも思っています。

 
 

―― 大学を卒業してそのまま新聞配達店に就職されたのですか?

 

実は公務員試験を受けて合格はしていたんです。でも公務員になるか、この新聞配達の仕事を続けるかとても悩み、お客様に相談したりしていました。その頃お客様に女性経営者の方がいて、その方にいつも色々相談していたのですが、今の仕事が楽しいんだったら続けた方が良いよと言っていただいたのが決め手ではありました。あとは所長と奥様に育てて頂いた恩もありましたし、今は都内某店で所長をしている同期の奨学生が先に社員になるという話が決まり、負けてたまるかと言う気持ちも働き、この仕事で生きていく決意をした次第です。

 
 

―― 奨学生から社員になって苦労された点とかはありましたか?

 

学生の時は所長も優しくいつも褒められたりしていたのですが、社員になって急に厳しくなってきました(笑)今迄はお客さん扱いだったものが、社会人になって現実は違うんだなと思い知らされました。ただ仕事自体は好きだったというか肌にあった感じでしたので、苦ではありませんでしたね。SH(他店で行う営業活動)とかそういうもので、頑張らなきゃいけないとか、あいつには負けたくないという気持ちがあって、乗り切ってこれたのかと思います。

 
 

―― 逆に社員になって良かったと思ったことはなんですか?

 

他のお店の従業員さんとの交流が広がったりとか、その当時は若いスタッフが多かったので刺激になるというか、楽しくやれたのが良かったかもしれませんし、あとは地区SHで優秀な成果を上げた人は、海外旅行に行けたりとかがあったのでやりがいを感じられるようになりました。特に新聞奨学生から社員になると10泊12日くらいのヨーロッパ旅行に行けて、それはかなり思い出深いものでした。

 
 

苦労の連続、30歳で独立。そして現在の瑞江店へ

―― 当時から独立されることを目標とされていたのですか?

 

実はあまり考えていませんでした。基本的に人の上に立てば立つほど大変になると感じていたので、そこまで考えていなかった面もあったのですが、でも負けず嫌いと言う性格でもあるので、そこら辺は微妙な感じでした。

 
 

―― なるほど。では昇進をしていき気が付いたら現在の立場になった感じですか?

 

グループが大きかったのもあったし、特に原宿店は独立していく方も多い環境だったのです。その中でグループの都内某店の店長を務めれば所長になれるというレールがあったのですが、私も28歳でそちらの店長になることが出来ました。ただそこの店長を二年間務めましたが苦労の連続でした。いきなりスタッフが6人一気に飛んだこともあったし、嫌がらせでバイクが全部パンクされていたり、中継車が盗難されたこともあり、想定外のトラブルばかり続きました。が、今となってはとても良い勉強になったと思っています。

 
 

―― その後所長になられた形ですか?

 

はい、30歳で小岩店の所長になることが出来ました。原宿の所長から小岩店で独立のお話を頂き、当時は小岩は名前くらいしか知らなかったのですが、読売新聞は下町に強いというイメージもあったので、すぐに引き受けることを決心しました。その後、今ではこちらの瑞江店の経営を行っています。

 
 

―― 新聞販売店を経営するにあたり特に意識されていることは何ですか?

 

一般的に2月と8月は売上的に厳しくなると言われていますが、そういう時こそ仕事量を減らすのでは無く、コツコツ地道に仕事をしていくということを実践しています。ここら辺は原宿店の所長から身をもって教えられたことでもあるので、それが業務の基本だと思っています。売上が厳しい時は経費も抑えたくなってしまうものですが、必要な経費は惜しまないという方針で新聞販売店の経営を続けているつもりです。これも教えられたことですが、仕事はある意味ギャンブルなんだと。ここで生きたお金の使い方をするのか、死んでしまうお金か分からないけど、何もしなければどんどん落ちていくだけだと。こういった教えは所長になった今も教訓にしています。

 
 

瑞江店の特徴、今後の目標

―― 読売センター瑞江店の特徴は何でしょうか?

 

やはり下町なので、人情味がある優しい住民の方が多い環境です。また下町は読売新聞が強いエリアではありますが、部数を増やしていくためには基本的なことが大事だと考えて、スタッフにも徹底させています。しっかり配達をする、ポストの入れ方だったり、夕刊配達時に誰かとお会いしたらご挨拶をする、それが結局他社との比較で優位に立てることになるので、地道に地域密着型のサービスが出来るように最大限の努力を続けています。

 
 

―― 所長として今後の目標や展望などを教えてください。

 

独立選手を出せるようにしていきたいです。私も原宿店の所長に育てられて一人前になれたと思っています。今後は部数を増やす努力と共に、後進の育成にも力を入れていきたいと考えています。スタッフに夢を与えていけるようにしたいと思います。

 
 

―― 新聞販売店は慢性的な人材不足になっている現状ですが、どのような人材に入ってきてもらいたいですか?

 

やっぱり若さですかね。元気をもらえるような若い子に入ってきてもらいたいと思っています。現状スタッフの平均年齢は高めなので、若返りを図っていきたいですね。

 
 

―― 最後に新聞配達のお仕事を検討している方に一言お願い致します。

 

最初は早起きとか環境が変わると思うので、3カ月間くらいは我慢というか楽しさより辛さの方が多いかもしれません。ですが、慣れて仕事をやっていくと自分で見つけられる面白さだったり、私自身もそうでしたがお客様と接することにより新しいことの発見だったり、徐々にやりがいを感じていけるようになると確信しています。怖がらずにチャレンジしてきてもらいたいと思います。

 
 

――今日は色々なお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。

 

こちらこそ、ありがとうございました。

 
 

 

読売センター瑞江は下町情緒溢れる素晴らしい環境です

公務員に合格していながら、新聞配達で生きていくことを決心して所長まで駆け上がってきた高堀所長。話の節々で、熱い気持ちが伝わってきました。情熱を持って、新聞販売店の運営を続けていらっしゃるのが分かりました。

今のお仕事にやりがいを感じられない方たちは、是非高堀所長の元に飛び込んできてもらいたいと思います。熱血漢の所長と、下町情緒溢れる素晴らしい環境の中で、きっとあなたの人生の目標を見つけていくことが出来るでしょう。

 
 

 

【店舗情報】
店舗名:読売センター瑞江
住所:東京都江戸川区東瑞江2丁目45-14
TEL:03-3678-5254
取扱新聞:読売新聞・スポーツ報知・日本経済新聞
求人情報詳細:https://news-boy.com/shop/190