新聞配達員が出前サービス
出前館と朝日新聞販売店ASAが業務提携
新聞販売店が配達シェアリングに進出し始めました。大手飲食店出前仲介サイト「出前館」と朝日新聞販売店ASAが業務提携を行い、ASA店舗が飲食店の出前を代行するというものです。ご存知の通り、新聞販売店は朝刊配達の午前2時~午前5時頃と、夕刊配達の午後2時~4時頃以外の時間は、付随業務は別として稼働していません。その間、スーパーカブを始めとするバイクは休眠状態になっています。そこに目をつけた「出前館」が飲食店配達のシェアリングを考案して始まりました。
配達・デリバリーの需要は増え続ける
人手不足のため配達サービスが困難な飲食店の収益拡大と共に、新聞販売店も効率的に収益を上げられ、ウインウインの関係を築けるビジネスモデルと言えます。何といっても世の中は通販・ECサイトが主流になっている状況で、飲食業界においても配達・デリバリーの需要がどんどん増えているのが現状です。
スマホでポチっと注文すれは、自宅にデリバリーしてくれるのだから、こんな便利なものはありません。わざわざ車などで外出して店頭で順番を待ち飲食するくらいなら、自宅で食べる方が何倍も楽だし効率的です。代金もカード決済などで支払い出来るので、受け取りはお子さんだけでも安心して利用出来ます。2018年12月時点では、「出前館」と提携をしているASAは78拠点ですが、今後さらに増えていくことでしょう。
新聞販売店ではバイクは沢山ありますが、配達するものが食べ物なのでそのままでは運べません。「出前館」専用のボックスを設置して運ぶことになります。新聞販売店によっては、専用のバイクを購入して運用しているお店もあるようです。新聞配達員にとって、担当エリアの住所はほぼ頭に入っているものです。配達はお手のものですが、新聞配達及び付随業務と重なる時間帯は出前に必要な人員を確保出来なくなってしまいます。なので、新聞販売店は出前専用のアルバイトを募集し、人員を確保している状況です。配達エリアに土地勘がある方を採用すると共に、バイク用のポータブルナビを利用して遅配が起きないようにしています。
新聞の購読数低下と収益の多角化
新聞販売店にとって新聞の購読数が下がっている中で、収益の多角化は必須な状況でもあります。「出前館」は朝日新聞社以外とは提携しない方針でいるようですが、他社販売店も色んな事業に進出していくことになると思われます。飲食デリバリーサービスでもアメリカ発の「UberEATS」、楽天子会社が運営する「楽びん!」など、宅配サービスを行う企業は増えてきています。またAmazon配送業に進出する可能性もあると聞きます。
新聞販売店は今後様々な企業と業務提携がされていくことが予測されます。それに伴って、必然的に新聞販売店の求人募集も増えていきます。既存のスタッフだけで新しい事業を軌道に乗せるのは限界がありますから、当然の流れではあります。新聞配達ワークは2019年1月中に正式オープンする予定です。新聞販売店の様々な職種の求人募集を網羅していきますので、就職・転職を検討している方は是非新聞配達ワークをご活用ください。貴方の新しい出発のお手伝いをさせてもらいます。