新聞号外

新聞の号外とは

新聞の号外とは

4月1日に新しい元号「令和」が発表されました。テレビやネットで速報が流れましたが、当然新聞各社も号外を発行し、大勢の人が号外を求めて殺到したようです。新聞の購読者は減少しつつありますが、やはり大きなニュースが発生した時人々は「新聞」に情報を求めてきます。今回の「令和」号外は、メルカリ、ヤフオク、Amazonなどでも販売されています。一生でそうそう巡り合わない大きな出来事を報じる号外だったので、価値は非常に高いかと思いますが、時代の変化を感じますね。昭和の頃では考えられなかった風潮です。それはさておき、今回は号外について記したいと思います。

 

 

緊急発行される新聞を「号外」と呼ぶのは、通常の新聞は発行するごとに発刊番号が付きますが、号外はその発刊番号の対象外となるため、「号外」という名称になったようです。雑誌でいう増刊号のようなものと言った方が分かりやすいでしょう。新聞は第三種郵便物として認可されていますが、その条件として定期発行が義務付けられていて、通常は発刊番号を付ける必要があるのかと思われますが、号外は手配りで渡すのでその必要もないのかもしれません。これは余談ですが、日本郵政が定める第三種郵便物認可の条件に、紙面の広告の割合が全体の5割以下という項目もあります。時には広告ばかりの新聞紙面も目立ちますが、そのラインは超えないようにしているのでしょう。第三種郵便物以外は、公職選挙法の規定で選挙に関する報道が禁止されていますので、新聞社にとっては死活問題になりますから。

 

 

号外の配布場所は、東京都でいうと主要駅前などの街頭で配られています。東京駅前、新橋駅SL広場、新宿駅前、渋谷駅前、池袋駅前や、銀座の数寄屋橋周辺などで配布されます。残念ながら号外の配布シーンに出会ったことはありませんが、人々が殺到する中で配る人も大変そうです。こういった都心の主要な場所で配っているのは、新聞社の社員が駆り出されているケースが多いようです。今回の「令和」の発表は事前から告知されていたので、新聞各社も万全な体制で取材をし、記事を書き、印刷に回し、配布されたと思いますが、本当に突発的なニュースの際は各新聞社は怒号を上げながら号外の準備をするのかと思われます。配布するスタッフにも緊迫感が漂っていそうですね。場所によっては、系列の新聞販売店のスタッフが配布する場合もあるようです。日々の新聞配達に号外の配布にと、新聞配達員の方たちには頭の下がる思いです。

 

 

また今回の新元号を伝える号外ではPDF版を配布されました。産経新聞、毎日新聞、東京新聞など、その他多くの新聞社がPDF版を公開しました。これは気が利いたサービスです。号外をもらえなかった人たちもPDFで閲覧できるし、印刷して保管も出来ます。号外は街頭で配るのがだいご味ですが、今後は全新聞社で行ってもらいたいサービスかと思います。

 

 

速報だけならネットで間に合うご時世ですが、やっぱり新聞にはディスプレイでは伝わらない説得力があります。新聞紙一面の大きな見出しを見るだけで、心が動かされるものです。ネット全盛期の今でも、新聞が伝える情報の力は他の媒体には負けないものがあります。その大事な情報の伝達に新聞配達員の方たちが重要な役割を果たしています。日本の平和と自由な民主主義を守るためにも、求職中の方は是非このお仕事を検討してみてください。求職中でない方も、新聞配達の社会における重要性を認識してもらえれば幸いです。