新聞配達梅雨

梅雨時の新聞配達に使える!レインスーツ特集

梅雨時の新聞配達に使える!レインスーツ特集

2019年関東甲信地方の梅雨入りは6月7日と平年より1日早かったのですが、梅雨明けは7月中旬の時点でいまだ発表されていません。奄美地方では、観測史上3番めに遅い7月13日ごろでしたので、関東でも遅くなることが懸念されています。特に、日照時間が少なく、平年に比べて気温が低い状態が続いていて、最高気温が25度を下回る「梅雨寒」が20日連続となり、31年前の17日連続を超える観測史上最長を記録しました。日照不足は農作物の生育に影響を与え、被害による価格の高騰も起きています。

 
 

対策に手間も時間もかかる、憂鬱な時期

新聞販売店にとっても雨の日は好ましくありません。新聞紙は水分を含みやすいため、雨ビで覆ったり、濡れないように対策をしたり手間がかかる他、各ご家庭のポスト周りなど、通常よりも気を使って配達しなければならなく、時間もかかります。今年は特にジメジメ天気が続いているため気苦労も多く、配達員の皆さんは憂鬱な日々を過ごされていることでしょう。

 
 

こうした雨の日に活躍するのがレインスーツです。ひと昔前の「ヤッケ」に比べ、様々な面で遥かに進化しています。今回は、配達業務にも使えそうなレインスーツ・雨具をタイプ別に紹介します。

 
 

▼バイク用(ライダー用)タイプ

RSタイチ、NANKAI(ナンカイ)、コミネ(KOMINE)
から発売されている、バイクに乗るライダーのための防水ウェアです。とても丈夫にできていて、防水性・透湿性も高く、なによりもカッコいいデザインには目を引かれます。ただし、全体的に価格が高めで、上下で2万円を超えることもザラなので、コスパは良くありません。さらに、バイク用のレインウェアはバイクに乗っているとき(ライディングフォーム)に最も性能を発揮するようにデザインされており、乗り降りを繰り返す新聞配達では有効な局面が限られてしまうのも難点です。

 
 

▼一般用カッパ、ポンチョタイプ

量販店などで安く買える使い捨てのレインコートやポンチョは、防水性はあまり期待できませんが、あえてこちらを使用する新聞配達員さんも少なくありません。冬はウインドブレーカーにこちらを合わせて保温性を確保する例も見られます。例えば、カゴに引っ掛けてコートに穴が開いても、気軽に使い捨てできるコスパの良さと、配達途中で雨が上がったらすぐに脱げる着脱の楽さが人気の要因です。消耗品と割り切って使うならこうしたタイプがオススメです。

 
 

▼作業用タイプ

農作業などの屋外作業用として、ワークマンなどで売られているレインスーツは、近年人気が急上昇している商品です。上下3000円程度で買える手頃な価格に加えて、高い防水性・透湿性を備えています。特に「イージス」ブランドはデザインもバイク用に迫るクオリティがあり、最近の同店人気に火をつけた商品です。

 
 

▼レインスーツ・カッパ・雨具のメンテナンス

雨に濡れたレインスーツは、そのままにしておくと生乾きの匂いが出たり、劣化して防水性が早く失われてしまいます。軽く手洗いしてハンガーなどで干し、表面に防水スプレーを吹いておくようにすると性能が長持ちします。

 
 

近年のレインスーツは価格も種類も様々でかつスタイリッシュになっています。選んでいても楽しくなること間違いありません。ご自分に合った装備を見つけて、安全運転で少しでも快適な新聞配達作業の一助になれば幸いです。