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こんな新聞もある!?業界新聞・専門新聞特集

こんな新聞もある!?業界新聞・専門新聞特集

今やインターネットではあらゆる情報が溢れ、何でも手に入る時代となりました。ニュースや雑学、様々な趣味やコミュニティなどすべてインターネットで満足できてしまうほどの情報量で、むしろ情報過多と言ってもいいぐらいです。
 
しかしその内容の信頼性はと言うと玉石混交で、質の低いしょうもないページも星の数ほどある始末…。噂話や個人的な感想、テレビでやっていたことをそのまま書き写しただけの薄い内容など、見る価値のないものも山ほどあります。信用のある情報を得るという意味では、新聞の価値は依然健在です。
 

業界新聞・専門新聞の強み

専門的でニッチな分野の最新情報を知りたい場合、インターネットでは情報が見つけられないこともあります。情報は溢れているのに、必要のないものが多すぎて知りたいことが見つからないってことありませんか?そこで重宝されるのが知る人ぞ知る「業界新聞・専門新聞」です。特定のジャンルに精通した、言わばその道のプロのバイブルとも言うべき新聞ですね。どんな新聞があるのか見ていきましょう。

 
 

▼全国きのこ新聞

https://kinoko.sinbun.us/
 
購読料:
6ヶ月:12回送付 7,920円(税込・送料込)
12ヶ月:24回送付 15,840円(税込・送料込)
 
しいたけ業界専門紙として月2回発行されます。創刊当時(70年前)は農業経済新聞としてスタートしたそうです。新聞名は「農業経済新聞」→「全国きのこ週報」→「全国きのこ新聞」と変更された歴史があります。なんか古紙にきのこが生えてきそうですね(笑)

 
 

▼全国食鳥新聞

https://www.shokucho.co.jp/
 
年間購読料:13,200円(本体価格12,000円+消費税1,200円・送料込)
 
チキン産業をはじめとする食鳥肉(ブロイラー、地鶏・銘柄鶏、合鴨、七面鳥、ダチョウなど)の生産から物流、販売までの業態に関わる業界人を対象とした、業界唯一の食鳥肉専門紙です。業界人には必要な情報かですが、一般人が読んだら夢に鶏が出てきてうなされそうな気が。。

 
 

▼ラベル新聞

http://www.labelshimbun.com/
 
年間購読料: 16,500円 (税込)
 
ラベル新聞は1968年にラベル新聞社が創刊した日本国内唯一のラベル関連専門紙です。「ラベル」が何を指すのか、それすら一般人にはわからないくらいの専門分野です。

 
 

▼エアゾール&スプレー産業新聞

http://www.aerosolshimbun.com/
 
年間購読料:23,800円(税込)
 
昭和37年に創刊したエアゾール・ポンプ業界を主体とする、受託製造(=OEM)業界唯一の専門紙です。 これぞまさしく業界新聞という感じで、素人が見てもまったく何のことかわかりません。スプレー缶の処分に頭を悩ませている方は多いかと思いますが、そういった情報はたぶん無さそうです。。

 
 

▼タイハン特報

https://www.e-taihan.net/
 
購読料:6,600円(1ヶ月)
購読期間:3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月
 
1960年創業のマーケティング業界紙。大規模小売店舗(店舗面積1,000平米以上)の届出状況を網羅し、その側面からオープンまでの経緯を調査・分析。全国の大規模小売店舗最新出店記事や資料で構成された新聞です。イオンモール、ドン・キホーテなどの出店情報や関連情報が一覧できるみたいです。

 
 

▼ゴムタイムス

https://www.gomutimes.co.jp/?page_id=6579
 
年間購読料:23,000円
発行:週1回・毎週月曜日発行(年間49回発行)
 
ゴム業界の”今”を伝えるゴムタイムスはゴム・タイヤ・プラスチック情報に特化した業界紙です。ゴムの専門技術をわかりやすく解説した「ゴムのやさしい話」シリーズがすごく気になります。ゴムタイムスとは関係のない話ですが、5月6日はゴムの日となっています。古書店チェーン「まんだらけ」では毎年消しゴムイベントが開かれるそうです。興味がある方は行ってみてください。

 
 

▼神社新報

https://www.jinja.co.jp/
 
年間購読料:8,040円(税込)
発行:月4回・毎週月曜日
 
神社界の最新情報から論説、社会情勢にいたるまで、神道や神社に関する情報を掲載している神社新報です。なんかこう…雑に扱うとバチが当たりそうですね。

 
 

▼仏教タイムス

http://www.bukkyo-times.co.jp/
 
購読料:
年間18,000円(税別・送料込み)
6ヶ月:9,000円(税別・送料込)
 
昭和21年に広島で創刊された、宗派を超えた歴史ある新聞です。現在は東京新宿に本社、京都に支局があります。歴代社長はお坊さん、、というわけでは無いようです。

 
 

▼朝雲新聞

http://www.asagumo-news.com/
 
購読料:
年間9,170円 (税込・送料込)
6ヶ月:5,090円 (税込・送料込)
 
自衛隊の活動、安全保障問題全般を伝える安保・防衛問題の専門紙です。「あさぐも」と読みます。ホームページでは「装備品紹介」のコンテンツもあるので、軍事マニアの方は必見です!

 
 

▼東京大学新聞

http://www.todaishimbun.org/
 
年間購読料:7,400円(42号分)
 
公益財団法人東京大学新聞社により発行され、東京大学の現役学生が取材から編集まで全て行っている新聞です。1号ごとの購入も可能です。毎年秋には「受験生特集号」、春には前期日程試験・後期日程試験の合格発表にあわせそれぞれ「合格記念号」を発行しています。現役東大生・卒業生以外には需要は無さそうですね。。

 
 

▼早稲田スポーツ

http://wasedasports.com/
 
年間購読料:4,000円
 
早稲田スポーツファン必見の早稲田スポーツです。マスコミではなかなか取り上げられない早稲田スポーツ情報を網羅しています。こちらは東京大学新聞とは違い、早稲田大の野球部、ラグビー部など、プロ並みの人気を誇るので一般人にも需要はありそうです。

 
 

▼不登校新聞『Fonte』

http://www.futoko.org/
 
購読料:835円/月
発行:月2回
 
不登校の子どもの本音、親の体験記、学校外の居場所、相談先の親の会情報が載っている、日本で唯一の不登校に関する新聞になっています。今まで1000人の子どもの本音を掲載してきた実績があるそうです。当事者だけでなく、全国の教育関係者の方たちに読んでもらいたい新聞ですね。特に機能不全に陥り気味な教育委員会の方たちに。。

 
 

業界新聞・専門新聞はその業界ごとにあって、それぞれ誰かの役に立っていることがわかります。普段、生活していたら気にもとめない部分の先に、色々な世界が広がっているようです。その業界とは無縁でも、興味が湧いた方は購読されてみてはいかがでしょうか。